プロダクト コンセプトモデル Comi Kuma

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抱きしめることで
想いを伝えるぬいぐるみ

ぬいぐるみを触ったり動かしたりするだけで、2つのぬいぐるみ間でスタンプのやりとりを行うことができます。
ぬいぐるみには12個のセンサを内蔵。様々なぬいぐるみの動きを検知し、それらの動きにあったスタンプを送信。受信したスタンプは胸のリボン部分のディスプレイに表示されます。
キーボードやボタンの操作を必要とせず、またスタンプでのやり取りに特化しているため、直感的なノンバーバルコミュニケーションを行うことが可能です。
例えば、祖父母と孫。
離れて暮らしていると、直接会えるのは年に数回。電話でのやり取りも頻繁に行うのは難しいでしょう。
「おはよう」「元気?」「大好き!」・・・離れて暮らしていても、気軽に挨拶を交わしたい。ちょっとした気持ちの交流をしたい。
そんな想いをComi Kumaは叶えます。
抱きしめることで離れて暮らす家族に想いを伝える。ぬいぐるみだからこそ実現できた、新しいコミュニケーションのカタチの提案です。

システム図

代表的なアクション&スタンプ

祖父母と孫の利用例

祖父母にとって、今まで孫のやりとりは、年に数回直接会う機会か、孫の父親・母親のスマホを通してしかできませんでした。
また、高齢者にとってスマホや携帯電話の操作は煩わしく感じるものです。スマホよりシンプルな機能・操作方法によって気軽に挨拶や気持ちのやり取りをすることが出来ます。

孫からすれば、かわいらしいぬいぐるみと遊びながら、祖父母とコミュニケーションをとることができます。スタンプでのやりとりも、言葉を使ったコミュニケーションを成立させるのが得意ではない幼い子どもには最適です。

このように離れて暮らすことが多い祖父母と孫にとって、「Comi Kuma」の利用価値が高いと考えられます。

実証実験レポート

人口減少や町民の高齢化といった課題の解決に積極的に取り組んでいる秋田県五城目町の協力により、Comi Kumaを五城目町に暮らすご家族に提供。ユーザートライアルを兼ねた実証実験を実施しました。
Comi Kumaを使用することによる祖父母と孫のコミュニケーション変化の調査を目的に、KDDI研究所監修のもと行動観察調査を実施。
使用実態と意識の変化をログ解析ならびにインタビューをベースに行いました。

ログ解析より、Comi Kumaは、使えば使うほど加速度的に、使用数が増加することがわかりました。これは、生活の中に組み込まれ、習慣化していくことを意味しています。
また、膨大なやりとりのなかでも、特に孫からの積極的なコミュニケーション関与がありました。「ぬいぐるみ×スタンプ」というノンバーバルな設計がコミュニケーションハードルを下げたと考えられます。

そしてインタビューからは、孫が祖父母との電話に積極的になったり、祖父母-母親間の電話の回数も増えることがわかりました。
これは、Comi Kumaを通じた挨拶や気持ちのやりとりによって離れて暮らす家族への関心が強くなり、相手の生活を想像することが増えたことによるものです。

これらの結果から、「ぬいぐるみ×スタンプ」という設計によって、「祖父母と孫」の精神的な距離を縮める事が実証されました。

新井田 統

KDDI研究所 ヒューマンセンタードデザインプロジェクト 開発マネージャー
スタンプというシンプルなツールを使って、「対物(=ぬいぐるみとしてのComi Kuma)コミュニケーション」と「対人(=もう一対のComi Kumaを持つ人)コミュニケーション」を同時に行っており、それがComi Kumaのユニークさだと思います。

このユニークな価値によって、幼児が「遊びながら会話をする」ことができるため、自ら積極的にコミュニケーションに関与するようになります。また、年齢によって、対物〜対人の意識の比重が代わり、0歳〜12歳まで幅広い年齢層の子どもが長く使えるデバイスになりえると考えられます。

その他の利用シチュエーション

今後の発展

Comi Kumaは、様々な将来の展開が考えられます。例えば、ぬいぐるみの小型化を推進。更には、受信内容に応じてぬいぐるみ自体が動いてコミュニケーションをする、といった機能拡張が想像されます。ぬいぐるみの手をあげると、ペアリングされた相手のぬいぐるみが「おーい」といったニュアンスで手をあげる。そういったアクションでコミュニケーションをするスマホストラップ型ぬいぐるみといった“未来”が考えられます。

MEMBERS
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